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学会レポート

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学会レポートシリーズ 2019年アジア神経精神薬理学会
(AsCNP:Asian College of Neuropsychopharmacology)

金沢医科大学 医学部 精神神経科学 大井 一高

2019年10月11日から13日にかけて福岡国際会議場・福岡サンパレス ホテル&ホールにて第49回日本神経精神薬理学会・第29回日本臨床精神神経薬理学会と同時に第6回アジア神経精神薬理学会大会 (6th Asian College of Neuropsychopharmacology; AsCNP2019)が開催され、日本神経精神薬理学会より学術奨励賞およびExcellent Presentation Award for AsCNP 2019を頂きました。これまでの研究成果が受賞に繋がり、大変嬉しく思っております。また、約4年間にわたり金沢医科大学精神神経科学教室で指導してきました嶋田貴充、片岡譲の2人も第49回日本神経精神薬理学会 一般演題奨励賞を同時に受賞でき大変嬉しく思っております。

AsCNPは、第4回の台北、第5回のバリの大会に引き続き、過去6回中4回参加しているとても馴染みのある学会になります。私事ですが10月1日より岐阜大学大学院医学系研究科精神病理学教室に着任した直後であり、まだまだ緊張感を持って忙しなく働いている中の学会参加であり、面識のある先生方や後輩らと接することができ、短い期間でしたがリラックスして学会を楽しめました。

このたび、「中間表現型を用いたゲノム研究」というテーマで学術奨励賞を、「Shared Genetic Etiology between Anxiety Disorders and Psychiatric and Related Intermediate Phenotypes」というテーマでExcellent Presentation Award for AsCNP 2019を頂きました。私は、精神疾患の分子遺伝基盤解明を目的として、精神疾患間の遺伝的共通性 (Cross-disorder研究)や精神疾患と中間表現型 (認知機能、脳構造、性格傾向、喫煙行動など)間の遺伝的共通性 (Intermediate Phenotype研究)に関心があり、これまでに行った精神疾患や中間表現型のゲノム研究結果を報告いたしました。今後、金沢医科大学精神神経科にて立ち上げた、統合失調症患者、非罹患第1度近親者および健常者を対象とした包括的中間表現型解析研究 (SNARP: Schizophrenia Non-Affective Relative research Project)を岐阜大学でも拡大して継続していく予定です (SNARP at Gifu University & Kanazawa Medical University: SNARP-GK)。嶋田貴充、片岡譲の2人の受賞は、このプロジェクトの一環として行った研究であり、今後もSNARP-GKから多くの研究成果が出るように推進していきたいと思っております。

最後に、受賞に関しまして、ご指導ご鞭撻を賜りました皆様、および学会関係者の皆様に、この場を借りてあらためて深謝致します。この受賞を糧に、更に日々の研究に邁進していきたいと思います。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

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