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学会レポート

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学会レポートシリーズ 2019年アジア神経精神薬理学会
(AsCNP:Asian College of Neuropsychopharmacology)

量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所
脳機能イメージング研究部 脳疾患トランスレーショナル研究グループ 久保田 学

このたび第6回アジア神経精神薬理学会大会(AsCNP2019)に発表参加しましたのでご報告いたします。

本大会は第49回日本神経精神薬理学会年会および第29回日本臨床精神神経薬理学会年会との同時開催であり、2019年10月11日から13日までの3日間開催されました。私はAsCNP初参加となりましたが、今回は日本国内での開催ということもあり、日本の伝統行事の体験コーナーなど、様々な場面でおもてなしの精神を大切にした和の演出の工夫がなされていると感じました。参加者は日本を中心とするアジア諸地域が中心ではありましたが、欧米からの研究者の講演もあり、活発な議論が繰り広げられていました。閉会式の際のご挨拶によりますと、参加者は2200人を超えるほどの大盛況だったとのことです。

本大会では精神神経疾患の病態理解に基づく薬理学的研究に加えて新規治療に向けた試みも多く発表され、経頭蓋磁気刺激法などのニューロモジュレーション、新規創薬ターゲット、治療抵抗性疾患に対するアプローチなど多岐にわたり、いずれも大変興味深いものでした。英語口頭発表セッションは私の口頭発表も含めすべて認知症や統合失調症など疾患単位で構成されていたため、それぞれのセッション内に対象疾患における基礎から臨床までの各研究領域の発表が盛り込まれ、領域を超えたディスカッションとともに普段馴染みの薄い分野についても知識をアップデートする良い機会となりました。夜は食事会や学会主催の交流イベントを通して他施設の研究者との交流を楽しみました。

今回、日本神経精神薬理学会よりJSNP Excellent Presentation Award for AsCNP 2019という大変栄誉な賞をいただきました。受賞にあたり、学会の皆様や研究遂行にご協力いただきました方々をはじめ、多くの方々に大変お世話になりました。この場を借りまして、心より厚く御礼申し上げます。今後の神経精神薬理領域の発展にさらなる貢献ができますよう研究を進めて参ります。

最後になりますが、このたび学会開催時期に重なり、台風19号により日本列島各地に大変大きな被害がもたらされました。被害を受けられた方々に謹んでお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。