CBSは、その母体である脳科学総合研究センター(BSI)の成果を基に、2018年に発足して以来、下記に掲げる研究の柱の達成に向けて、ヒト研究用の超高磁場MRIの導入など新たな研究環境を積極的に整備してきました。この優れた研究環境を最大限に活用し、多様な専門性を持つCBS内外の研究者と密接に連携することにより、多階層にわたる脳と心のはたらきの研究を総合的に推進できる研究者を、チームリーダーとして募集します。新規チームリーダーには、研究室を統括し、研究員等を育成・指導する「研究管理職」として勤務いただきます。脳科学・神経科学分野及びその関連分野について広く公募します。今回の公募では、CBSの強みである研究者の多様性を更に促進するために、採用人員の半数以上が女性となるように配慮します。
CBSが掲げる研究の柱
- (1)ヒト脳高次認知機能解明を目指した研究
- 人間の脳と心の理解を通じて、ものごとや他人の考えを予測する推察、自分自身を見つめる内省、人との関係を築く社会性など、人間が高度に発達させてきた高次認知機能の解明をめざします。
- (2)動物モデルに基づいた階層横断的な研究
- 分子から個体にわたる脳のネットワークを解明することで、脳が機能する原理や脳と身体との関係の理解をめざします。
- (3)理論・技術が先導するデータ駆動型脳研究
- 脳の働きをあらゆる面からリアルタイムに計測できる革新的な技術によって蓄積するビッグデータをもとに、より汎用性が高く効率の良いAI開発などへ貢献する新しい理論を提唱します。
- (4)精神・神経疾患の診断・治療法開発および日常生活向上のための研究開発
- 精神・神経疾患などの社会が直面している課題の解決に挑戦し、また社会全体の発展や生活の向上につながるイノベーションへの種を蒔きます。