学術奨励賞

学術奨励賞に関するお知らせ

2024年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
出山 諭司 金沢大学医薬保健研究域薬学系薬理学研究室 ケタミンおよび新規候補化合物の即効性抗うつ様作用発現における成長因子シグナルの役割

[コメント]
この度は第13回学術奨励賞を賜り、厚く御礼申し上げます。この受賞を励みに、今後益々精力的に即効性抗うつ薬に関する基礎研究を推進するとともに、心の恒常性維持に関わる神経機構を解明することで、うつ病などのストレス関連疾患の創薬・治療法開発に寄与し、本学会の発展に貢献できるよう努めて参ります。

塩飽 裕紀 東京医科歯科大学大学院精神行動医科学分野 統合失調症のシナプス自己抗体病態

2023年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
木村 生 慶應義塾大学医学部先端医科学研究所脳科学部門 ドーパミンの多様な予測誤差シグナルに関する研究
Dopamine signals as diverse prediction errors

[コメント]
この度は第12回日本神経精神薬理学会学術奨励賞を賜り、大変光栄に感じています。選考委員の先生方、ならびに学会関係者の方々に厚く御礼申し上げます。よくよく研究されてきたドーパミン細胞であっても、未知の機能があるんだということを身をもって体験しました。このpositive prediction errorを糧にして、脳の隠された機能を解き明かし、精神疾患の病態解明・新規治療法確立を目指します。本学会のさらなる発展に貢献できるよう、精進してまいります。

2022年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
岸 太郎 所属:藤田医科大学医学部精神神経科学 精神疾患に対する薬物治療の最適化:システマティックレビューとメタアナリシスを用いた研究
Optimizing Pharmacotherapy to Maximize Outcome in Psychiatric Disorders: A Systematic Review and Meta-analysis

[コメント]
この度は2022年度学術奨励賞を賜り、厚く御礼申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も精神疾患の患者さんに対する薬物治療の最適化を目指した研究に益々邁進し、本学会の発展に貢献するよう精進する所存です。

篠原 亮太 神戸大学大学院医学研究科薬理学分野 神経回路の形成・可塑性のメカニズムと病態生理学的意義に関する研究
Study on mechanisms and pathophysiological significance of neural circuit formation and plasticity

[コメント]
この度は第11回学術奨励賞を賜り、厚く御礼申し上げます。今回の受賞をさらなる研究推進の励みにし、生物的な観点から心の健康を増進するレジリエンスの実体を解き明かすことで、精神疾患のリスク予測や予防・治療法開発を目指してまいります。また、微力ながら本学会の発展に貢献できればと存じます。

2021年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
久保田 学 京都大学医学部附属病院 精神科神経科
量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部
ヒト生体脳の標的分子可視化技術に基づく精神神経疾患の新規治療戦略
Toward novel therapeutic strategies for neuropsychiatric disorders based on in vivo visualization of target molecules in the human brain

[コメント]
この度は第10回学術奨励賞を賜り、厚く御礼申し上げます。
今後も基礎から臨床までのさまざまな分野の知見をもとにイメージング研究を推進することで精神神経疾患の病態解明や新規治療を目指し、神経精神薬理学領域の発展にさらなる貢献ができますよう努めて参ります。

大村 優 北海道大学 大学院医学研究院 薬理学講座 神経薬理学教室 各セロトニン神経核・神経経路が情動・認知機能に果たす役割の解明

[コメント]
この度は第10回学術奨励賞を賜り、大変光栄です。これを励みに、臨床応用を見据えた基礎研究を続けていきたいと思います。古くから知られているにも関わらずいまだに謎めいたセロトニン神経系の機能を解明することで、精神疾患治療の改善方法を提案することを目指して参ります。また、本学会の発展に少しでも貢献できるよう精進いたします。

2021年7月13日の理事会にて、オンライン授賞式を開催しました。

オンライン授賞式

2020年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
衣斐 大祐受賞者紹介 名城大学薬学部薬品作用学 精神疾患の病態解明と治療薬の作用機序研究
竹内 啓善受賞者紹介 慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室 抗精神病薬治療の最適化に関する研究

2019年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
大井 一高 岐阜大学大学院医学系研究科神経統御学講座 中間表現型を用いたゲノム研究
野村 洋 北海道大学 大学院薬学研究院 薬理学研究室 恐怖記憶が長期間持続する神経回路機構の解明

2018年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
池田 匡志 藤田保健衛生大学医学部 精神神経科学 1) 精神疾患の疾患感受性遺伝子に関する研究
2) 精神疾患の薬理ゲノム学的研究
溝口 博之 名古屋大学環境医学研究所附属 次世代創薬研究センター 依存性薬物がもたらす認知・行動選択異常の解明に向けた基礎研究

2017年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
疋田 貴俊 大阪大学蛋白質研究所 高次脳機能学研究室 認知学習と精神疾患における神経回路機構
山末 英典 浜松医科大学 精神医学講座 脳画像解析を応用した新規治療法開発による精神医学領域のUnmet medical needs解消の取り組み

2016年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
岩本 和也受賞者紹介 熊本大学大学院生命科学研究部分子脳科学分野 Exploration of genomic and epigenomic variations in neurons of mental disorders
内田 裕之受賞者紹介 慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室 Individualized antipsychotic treatment for schizophrenia

2015年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
森口 茂樹受賞者紹介 東北大学大学院薬学研究科薬理学分野 カルシウム恒常性破綻による認知・精神機能障害に関する神経精神薬理学的研究

2014年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
橋本 亮太受賞者紹介 大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科附属子どものこころの分子統御機構研究センター 精神疾患の中間表現型研究
Intermediate phenotype studies in psychiatric disorders

2013年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
吾郷 由希夫受賞者紹介 大阪大学大学院薬学研究科薬物治療学分野 神経精神作用薬標的分子の創薬的意義に関する神経化学的研究
Neurochemical studies on the effects of neuropsychiatric drugs on brain neuronal network

2012年度 学術奨励賞受賞者

受賞者 受賞時所属 研究題目、タイトル
永井 拓受賞者紹介 名古屋大学 ドパミン作動性およびグルタミン酸作動性神経伝達の変調と障害に関する神経精神薬理学的研究