日本神経精神薬理学会会員の皆様
日本製薬工業協会(以下、製薬協)ではこの度、産学連携の機会創出を狙いとして、今年4月より製薬協ウェブサイトから委員会加盟会社の研究開発ニーズの公開を開始しました。製薬協トップページからアクセス頂くことで、製薬企業26社が注力する疾患領域、運営する外部連携サイトや担当者連絡先の情報等の取得が可能となっております。
https://www.jpma.or.jp/information/research/RD_needs/index.html
製薬協は、1968年に設立された研究開発志向型の製薬企業70社(2024年4月1日現在)が加盟する任意団体であり、製薬産業に共通する諸問題の解決や医薬品に対する理解を深めるための活動、国際的な連携など多面的な事業を展開しております。
昨年5月の会長記者会見において「創薬力の強化」は「イノベーションが評価される仕組み作り」とともに製薬協活動における重要課題として位置付けられ、今般の内閣官房による政府会議体の中間とりまとめにおいても「医薬品産業・医療産業全体を我が国の科学技術力を活かせる重要な成長産業と捉え、政策を力強く推進していくべき」との方針が示されたところです。
製薬協のもとで活動する研究開発委員会では製薬協産業ビジョン2025を公開した2016年以降、創薬力の根幹を支える基盤技術の強化について加盟企業と議論を重ね、産学官連携の推進に積極的に取り組んできました。ご承知のように医薬品のモダリティにおける急速な多様化により1社単独による創薬が極めて難しくなっており、今後日本における創薬力強化のために製薬企業は新しい科学的知見と技術の導入に一層努めるとともに、さまざまな基盤技術を持つ大学やスタートアップと効率よく、スピード感をもって創薬を進めるエコシステムの構築が急務と考えます。
そこで、上記のような情報発信をスタートさせた次第です。日本神経精神薬理学会会員の皆様にも、ぜひお目通し頂けると幸いです。本取り組みが皆様と共に未来の医療を創造し、患者様への貢献のきっかけとなることを期待しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
以上
日本製薬工業協会 研究振興部
担当:舛森、大西
E-mail:masumori@jpma.or.jp; h-ohnishi@jpma.or.jp
TEL:03-3241-0414